セカンドライフで核爆発？「セカンドライフ」をLinden Labの独裁から解放するテロ組織「Second Life Liberation Army (SLLA)」声明文
日本版の4月開設が噂されていたり、mixiが採用拠点を設けたり話題に事欠かないSecond Lifeだが、どうやら自由民主化を求めるテロ組織まで設立されてしまったらしい。
http://www.afpbb.com/article/1368459
「SLLA」(Second Life Liberation Army:セカンドライフ解放軍）っていうみたい。「EZLN」(Ejercito Zapatista de Liberacion Nacional:サパティスタ民族解放軍)みたいでちょっと格好いい。
声明文を見つけたので転載してみる。
The Second Life Liberation Army (SLLA) was formed as the 'in-world' military wing of a national liberation movement within Second Life. The movement contends that univeral suffrage is a right that should be established within Second Life immediately. As Linden Labs is functioning as an authoritarian government the only appropriate response is to fight. To this end the political movement has dissolved itself and handed over interim power to the SLLA Army council headed by it Chief of Staff. When the SLLA succeeds in its aims it will disband and hand power back to the political wing of the movement. For the time being all military decisions will be taken by the SLLA Chief of Staff and implemented by SLLA fighters.
The SLLA's demands are simple:
The establishement of basic 'rights' for Second Life Players. Having consulted widely we now believe the best vehicle for this is for Linden Labs to offer public shares in the company. We propose that each player is able to buy one share for a set-price. This would serve both the development of the world and provide the beginnings of representation for avatars in Second Life.
Campaign:
The SLLA will not seek to harm the normal operation of the world and will only attack agents of the state and other strategically important sites within Second Life.
If you would like to help the SLLA or find out more about our organization use SecondLLA@gmail.com to contact us.
Our Political Officer in Second Life is Marshal Cahill - if you wish to donate to the cause of Second Life freedom direct payments to him or if you have any questions IM him within Second Life.
If you have any comments to make about SLLA operations or aims please go to our blogsite:
All money donated will be used to fund the military campaign for political rights in Second Life
(適当な和訳)
Second Life Liberation Army(SLLA)は'この世界'における自由解放運動の軍事組織としてSecond Lifeの中で形成されたものである。この運動は、普通選挙権が直ちににSecond Lifeの中で確立されるべき権利であると主張する。Linden Labが独裁主義政権として機能しているいま、それに対する唯一の適切な対応は闘争である。 この政治運動は、幕僚長によって率いられたSLLA軍協議会によってコントロールされ、その運動の終了と同時に協議会は解散する。 SLLAの目的が実現した暁には、軍事組織は解散し、その権力を政治組織に委譲することとなるだろう。 それまでの間、すべての軍事的な決定はSLLA幕僚長によって行われ、SLLAの闘士によって実行されることとなる。SLLAの要求はシンプルだ:
Second Lifeの参加者に、基本的な'権利'の設定を行うこと。幅広い議論をした結果、Linden Labが会社の株式の提供を行うことが、その為の最良の方法であると我々は信じている。 我々は、それぞれのプレーヤーがLinden Labの株を1株、定価で購入出来るようにすることを提案する。これは双方の世界の発展に役立ち、新たな表現の始まりをSecond Lifeのアバターに提供することになるだろう。
行動に関して:
SLLAはSecond Lifeにおける通常操作に害を及ぼすことはなく、Second Lifeの中である階級にいるエージェント、及び他の戦略上重要なサイトへの攻撃を行うに留まるだろう。
もしあなたがSLLAへの援助を希望するか、または私たちの組織を詳しく知りたいなら、 SecondLLA@gmail.com から我々に連絡して欲しい。
Second Lifeにおける我々の政治的責任者はカーヒル元帥である。もし貴方があなたがSecond Lifeの自由に対する寄付を望むのなら、あるいは何か質問があるのならば、彼に直接振り込むか、メッセンジャーを利用して問いかけて欲しい。
また、SLLAの活動に関するコメントなどがあれば、我々のblogに行って欲しい。
寄贈された金銭のすべてが、Second Lifeにおける国政参与権のための軍事行動に供給されることとなるだろう。
エキサイト翻訳利用。英語力の無さがバレバレだが、まあ得意な人は是非正式な形で翻訳してやってくれ。
ちなみに、彼等の「軍事行動」とは、Second Life上で仮想原子爆弾を爆発させるということ。爆発が起きるとしばらくの間スクリーン上に白い染みができるが、しばらく経つとその染みは消え、ユーザーは元のようにセカンドライフを楽しめる。いつ「テロ」に巻き込まれるかは予測不可能。同様の行為は過去6ヶ月にわたり続けられているそうだ。基本的にLinden Lab側は放置している模様。
実際に右左の抗争もあるくらいだから、「革命!!」とか言い出す輩がいてもおかしくはない。
将来的に経済も含めたコミュニケーションスペースがどんどんWEBにシフトしていく中で、それをコントロールする企業の力も大きくなるだろう。そうしたことを考えると、ここらでその対処法を実践してみても面白いかも。ま、こいつらがどこまで本気かは分からないけれど。
しかし･･･
海外ではここまで政治の領域が広がってるというのに、未だにネットによる政治運動を規制してる日本ってなんだろうね。参加する為のコストとハードルが最も低く済むはずなのにさ。
きっと「市民の政治参加」を最も望んでいないのが今の政治家なんだろうね。
