『アキバデモ実行委員会コミケ襲撃未遂事件(仮)』に関して

[追記]
8/22 12:00現在、膨大なコメント数の影響で新規コメントが表示されなくなっています(いつからかは分りません)。暫定措置として、コメント用のエントリを立てました。コメントされる方はこちらをご確認下さい。

[8/21 19:00追記]
以下の内容に関して、色々と調べていく中で僕が認識していた事実と相違する部分や別の証言が出てきています。今現在での判断は保留させて頂きます。僕は粛々と事実確認を進めます。

コミケ襲撃犯は第一日目の段階で既に現行犯で確保、事態は既に解決済み : 週刊オブイェクト
6・30アキハバラ解放デモ主催によるコミケテロ まとめ - アットウィキ

さてさて。事実関係を全て把握しているわけではないのですが、それなりにコミットしていた人間としてこれは言及せざるを得ません。

とりあえず、色々調べてみて把握できた限りの情報を並べてみる。尚、これはあくまで僕が調べた情報に過ぎず、裏を取る時間もなかったので、事実かどうか、その判断は個々人に任せます。

お願いだからちゃんとリテラシー働かしてね。

■事件の概要に関して
・「襲撃」(暴力や恫喝等の破壊工作)に関する具体的な準備/計画、あるいは「それがあった」という証拠は存在していない。
・「神聖マルチ王国」の進壱氏が出店予定だったブースの写真を撮影しようとした行為は事実。撮影そのものを実行したかは不明(対象は不在)。
・その関係で、Syuu-Chan及びデモ関係者数人(人数不明)が注意を受けたことは事実。
・Syuu-Chanと「神聖マルチ王国」進壱氏の間で話し合いが行われ、デモ実行側は以降粘着行為や脱法行為を一切行わないという確約を、進壱氏はデモに関するエントリの事実誤認部分を訂正する形で双方が了承した(ソース未確認)。
・実行犯の未成年が「Syuu-Chanに雇われた」という事実は確認できず。状況などから考えるに、デモ運営側の誰かが実行したものと推測する。「雇われた未成年」という情報は、JSF氏の情報操作もしくは実行者がトラブルを穏便に解決する為にブラフを使ったのではないかと思われるが、情報が少なすぎてどれも確証がない。

コミケ運営側の対応に関して
・基本的に、「トラブルは当事者同士穏便に解決して下さい。」という従来の対応。
・注意を行った、という部分は事実。但し、今回の件を問題として大きく取り上げる必要はないと考えている。
・というより、「表現規制」の関係で、「東京都の中の人」への対応で手いっぱいになっており、そんな下らない揉め事に手をかけている暇がない、というのが実際のところ。

■警察の介入に関して
・事前に通報があったことは事実の模様。しかし、「襲撃」に関する具体的な準備や計画を行った「証拠」として、どのようなものが提出されたのかは不明。「秘密結社コミュ」の書き込みだけでは証拠不十分だと思われる。
・「警察の介入」があったという事実の確認は取れず。逮捕者が出ているという事実も確認されていない。


こんな感じでしょうかね。繰り返すけど、これはあくまで「僕が調べたこと」だから、「事実がどうか」は個々自分で判断するなり調べるなりして下さい。あと、この情報は基本的にid:furukatsuさんと共有しています。なので、彼に聞いても僕と同じ答えになると思います。

んでもって、JSF氏のエントリと基本的な情報は同じですが、「襲撃計画」や「警察の対応」等、僕が把握している事実関係と相違が出てきています。

JSF氏が僕が知らない情報を掴んでいるのか、それとも印象操作をしようとしているのかは分りませんが、少なくとも、僕が調べた限りでは、具体的な「襲撃計画」の存在を確認することはできませんでした。

一応、今把握している限りの情報で暫定的に判断するならば、「痛い奴ら(左翼)がネットバトルの相手をコミケで撮影しようとした」というのが端的な事実であるように思います(ちなみに、「ネットバトルの相手にリアルで突撃」は「批判者」側の行為としても発生しています。http://d.hatena.ne.jp/neodada/20070820/1187544773)。「共謀罪」を持ち出したJSF氏に特別な意図があるのか、それとも彼らが「共謀罪」を適応するに値する危険な企みをしていた、その確固たる証拠を氏が持っているかは不明です。

しかしながら。

furukatsuさん放逐以後(あるいは以前からかもしれませんが)、彼らが尖鋭化していった事実は「ひみつ結社コミュ」のログを見れば明らかなように思います。また、その過程で、当初存在していたはずの様々な理念や目的、そして何よりも500人以上の「参加者」を見事に置き去りにしていったという事実は、今回の事件以上に深く考えさせられるものとなりました。

一方で、「批判者」を名乗る人たちの一部も僕は容認することができません。相手をを嘲笑し、蔑み、煽り立てる。論理的な批判をせずデマゴーグを多様する。個人情報を晒す、人格批判をするなどの手法によって対象を追い詰めるという「言説によるテロリズム」を行った。その結果、ものの見事にデモ実行側は自らが言う「荒らし」の術中にはまって自壊してしまったわけです。

スルー力が足りない」と言われればそれまでです。また、最終的にデモ実行側も彼らと同種の手法・言説で対抗していたわけで、それに関しては言い訳の余地はないでしょう。

しかし、最終的に、物事を推し進める場がひとつ失われた(まだ失われてないのかな?)のは事実なわけで、それに関しては誰の利益にもならないと考えます。もう少し、まともな落とし所があったはずなのですけれど。最後まで、対象との「交渉可能性」を保持し続けたfurukatsuさんが放逐された(ありゃ明らかな戦術ミスだとは思うけど)時点でこの結末は予測できていた部分はあるのですが、実際目の当たりにすると物悲しくなります。ま、運動なんて所詮はそんなものなわけですが。

ということで、現段階での僕の感想はここまで書いたとおりです。再度繰り返しますが、事実関係に関しては僕もその場を見たわけではないので、誤認している部分があるかもしれません。何かご存知の方はご一報を(但し、信用できるソースと共に)。

最後に。いち参加者として、今回の件に関する主催者の声明が聞きたい。「実行委員の公式声明」などではなく、ひとりの独立した個として、今回の件に対する声明を「参加者」に向けて出すべきだと思う。取りあえず、furukatsuさん、八木さん、パルチノフさんには、3者それぞれにその責任があると思うけれど。言いだしっぺはあんた達なんだから、そのくらいはやれよな。

[追加証言(随時追加予定)]
http://blog.goo.ne.jp/kotoba_mamoru/d/20070821
J& blog http://jahy.info/: 1日目は館内スタッフとして動いていた私なのですが……。
とっととぶっとばされる前に、そこから失せろよ - 月よお前が悪いから