「脱文脈化」できてないですよfinalventさん
なにやら私のブコメが琴線に触れたらしいので簡単に答えておきます。
愉快だった。読み違えしているかなと思えるのは一点、「深刻ぶった」というくらいで、どうも「バブー」のベタは受けなかったようだ。つまり、他の指摘は当たっていると思った。二つある。
一つは「こうやってごく基本的な経緯すら把握していないくせに」である。まあ、それでいいと思う。他のはてなーず(「女子ーず」みたいだな)のコメントに、「私はシャルリだ」の背景もわからんのか爺、みたいのもあった。
どう理解されているかの弁解でもないが、私は、この話題を「脱文脈化」したいのである。
脱文脈化というのは、人々がある方向性の受容している前提となる文脈を入れ替えることである。そうしたとき、命題はどのような意味を持つだろうか。
「基本的な経緯すら把握していない」という指摘について「当たっている」と認めていただいたのでそれを前提に話を進めますが、基本的な経緯すら把握していない人間がどうやってそれにまつわる話題を「脱文脈化」するのですか?
デリダの名前を出しているから「脱文脈化」とは「脱構築」に近いことを文脈において行うということだと思うのですが、であれば「脱構築」が対象の構造を把握したうえで行うものであるのと同様に「脱文脈化」も対象の文脈を把握していることが前提になるはずです。「脱構築」にしろ「脱文脈化」にしろ、対象の構造/文脈を無視して好き勝手に組み替える行為ではないですよね。
そして、文脈を把握するためには「だれが、いつ、なぜ、だれ(なに)に対して、なにを言ったのか」という基本的な経緯の確認が欠かせません。特に、今回は特定個人の言動ではなく「保育園落ちた日本死ね」をきっかけにした広範な“話題”が対象なのですから、より複雑な経緯を把握しておくことが求められます。その過程を経ずして“人々がある方向性の受容している前提となる文脈”を把握することなどできませんし、把握できていないものを入れ替えることもできません。
今回はネットを発端としたアクションだったこともあり、事の経緯は概ねネットで辿れますし、件の増田を書いた方はもちろん、「保育園落ちたの私だ」というタグに呼応した人や国会前でアクションを行った人などたくさんの当事者の声を拾うことができます。まずはそれを丁寧に確認していき基本的な文脈を把握することこそ「脱文脈化」の第一歩です。
逆に、上記の過程を欠いた「脱文脈化」は、結局のところ書き手の一方的な主観を対象に貼りつけた挙句、好き放題いじくりまわして元の姿とは似ても似つかないものに仕立てあげるという行為に過ぎないのです。
実際、finalventさんが「脱文脈化」を企図して書いたとする2つのエントリは、本来抑えておくべき経緯のいくつかが無視されているがために、元の言葉の意味やそれが向けられている対象と彼が説明するそれに大きなズレが生じており、当該議論を追っていた複数の人間に強い違和感を抱かせることとなりました。それはこの「基本的な文脈の把握」を怠っていた結果起こった事象です。
恐らく当初から「脱文脈化」を企図していたわけではなく、最初に書いたエントリ対してあまりに事実関係の誤解・誤認を指摘する声が多かったため、その言い訳として「脱文脈化」という目的を後付けしたのでしょう。それすら今まで説明した通り成立しないものなのですが。
「脱文脈化」云々という話であれば、「日本死ね」という言葉を軸に、それに呼応するものだけではなくそれを否定的に捉え反発するものも含めて精査し、それぞれが抱える“日本”や“死ね”という言葉の対象や範囲を丁寧に見ていくことを通じてはじめて“ナショナリズムと主体の関係を問い直”す、なんてことができるのではないかと思います。私はそれをする気はありませんけれど。
で、そもそもの話ですが、「脱文脈化」が目的でなくとも、考察や批判を行うのであれば「基本的な経緯の把握」は当たり前にやるべきことですよね。“市民と原理性と市民の具体性において、マスメディアを介して怒りの情感を醸成するものに危惧を抱く”と言いながら、何故か実際に交わされている言葉とそれが発せられるまでの経緯を把握しようとしない。これは極めて不自然かつ不誠実な態度です。
わざわざ“市民はブログを通して、直接自由に声を挙げられることができる。それを実証するために、ブログを10年以上も続けてきた”と書ような人がその程度の基本すら抑えていないのは正直どうかと思いますし、そんな人に“私たち市民は、市民の言葉を大切にするがゆえに、私たちの市民が政府を作り上げる”と言われても薄ら寒さしか感じません。
“社会のなかにできるだけ異なる声を上げること”は大切ですが、そのために他者の言葉を捻じ曲げ踏み台にする必要はないでしょう。アーレントが民主社会に求めたのはそんなことではないと思うのですが。
シラク三原則は「2人出産が仕事より価値」とは真逆の話ですよね、やまもとさん。
「2人出産が仕事より価値」発言がなぜ炎上しているのか分からない|やまもといちろうコラム(1ページ目) - デイリーニュースオンライン
この話に関連して、やまもといちろう氏がtwitterでちょっと気になることを言っていました。
フランスで成果出したシラク三原則と全く同じ話だから、あの話がトンデモにされてること自体が日本の病気ですわ RT @y_arim: 一見マトモな主張だけど(個人のライフスタイルがアプリオリな属性で規定されるべきではないという見地からは『女性にとって最も大切なこと』は大きなお世話だと
— やまもといちろう (@kirik) 2016年3月22日
「シラク三原則」とは、その名の通りシラク大統領時代のフランスでとられた少子化対策の基本方針で、日本でも度々紹介されています。特にライフネット生命の出口さんが頻繁に言及していますね。
少子化は文化を滅ぼす 仏の「シラク3原則」に学べ ライフネット生命 出口治明会長インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)
子どもは社会の宝 少子化対策、意識改革がカギ :日本経済新聞
で、やまもと氏の言うとおり「シラク三原則」と寺井校長のスピーチは「全く同じ話」なのでしょうか。出口さんの説明と比較してみましょう。
シラク3原則という極めてシンプルな原則があります。第1原則は、男性は赤ちゃんを産むことができないので、赤ちゃんを産むか産まないかは女性が100パーセント自由に決めればいいという原則です。
でも、赤ちゃんを産むということはコストがかかるわけですから、その女性に経済力がなければ赤ちゃんを産めませんよね。
だから、女性は産みたいときにいつでも産んでもいいと。でも、その産みたいときに困らないように極力税金でそこの格差を縮めると。子どもは社会の宝である、というのが第1原則です。
第2原則は、そんなことを言っても例えば18歳で産むと、仕事をしないと生きていけないので、地方自治体の役割として、待機児童ゼロというのがマストですよと。いつ赤ちゃんを産んでも働けますよ、という条件を作ることが第2原則です。
第3原則は、実は意外に知られていない気がするんですが、もとのポジションにもとの地位で戻れることを法定化したことです。僕は前、大企業にいたんですけど、最近は民間も厳しくて。例えば10人いたら、1番から10番まで順位を付けるんですね。
ある女性がそのグループで2番だったとします。それで、産休で休んだと。そしたら、1年は働いてないわけですから、上司が「この人は今年働いてないんだから10番にしよう」と言うわけです。これは、わりと理解できる
でもこれをやってしまうと、例えば2年休んだら、2番の人が10番とランクを付けられたら、もう明らかに戻れないんですよね。
シラク3原則の第3原則は、赤ちゃんを産むということはものすごいいろんな勉強をしているわけだから、2番で休んだ人は2番で戻さなきゃいけないということを法定化したんですよね。そうすると、男性でも女性でも安心して休める。
こういう枠組みを作ったことで、もともと94年に(出生率は)1.6と少しでしたが、2006年には2.0くらいに戻っているので、こういうベーシックな政策をきちんとやれば、10年くらいで0.4や0.5ポイントは直すことができると思います。
【中略】
フランス文化はもう放っておいていいのだろうかという議論をした中で、やはりフランス文化を残そうと。フランス文化を残すとはどういうことかという議論をすれば、それはフランス語を話す人口を増やさなければ、絶対に文化は残らないと。それがシラク3原則です。
今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。特に女子の人は、まず顔を上げて良く聴いてください。女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。
なぜなら、こどもが生まれなくなると、日本の国がなくなってしまうからです。しかも、女性しか、こどもを産むことができません。男性には不可能なことです。
「女性が、こどもを二人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです。子育ては、それ程価値のあることなのです。
もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。
次に男子の人も特に良く聴いてください。子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。
人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。
子育てをしたら、それで終わりではありません。その後、勉強をいつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。
やっぱり結論は、「今しっかり勉強しなさい」ということになります。以上です。
まともに文章を読める人ならこの時点で「全く同じ話?どこが?」と困惑するような内容だと思いますが、まともに読まない(読めない)人のために要点を抜き出してみます。
【シラク三原則】
- フランス文化を残すためには少子化を解決しなければならない。
- 出産は女性固有の権利であり、子どもを生むか生まないか、いつ生むかは女性が自由に決めることである。国は女性が出産という選択をしやすくするために経済的な支援を行う。
- 子育てとキャリア(仕事)の両立は不可欠なので、それを可能にするために保育サービスを充実させる。また、出産や子育てによってキャリアに不利益が生じないよう育児休暇後の企業内ポジションを法によって保証する。
【寺井校長】
- 少子化が続けば日本という国がなくなってしまう。
- 女性にとって最も大切なことは子どもを二人以上生むことである。
- 子どもを二人以上生むことは女性にとってキャリアを積むことよりも価値がある。女性は子どもを育ててから大学等で学び専門職に就けば良い。
どうでしょう、「同じ」なのは「少子化どげんかせんといかん!」という危機意識だけで、そこから先は真逆の話をしていますよね。むしろ対立する思想・思考だと言っても良いくらいです。
「生む/生まない」は女性の自由だと認めたうえで「子どもを生む女性のために育児支援やキャリア保証などの社会制度を整えよう」というシラク三原則と、「社会(国)のために女性は自身のキャリアよりも出産を優先せよ」と一方的に要請する寺井校長。両者の違いは明白です。寺井校長のスピーチには「女性(個人)の権利」や「選択の自由」という視点が欠落しています。炎上のポイントはここでしょう。
フランスだけでなく、現代の日本においても出産は義務ではなく個人の選択です。これは大前提です。そして、その選択をした女性に多大なデメリットが発生するから子どもを生む人が少ないのです。そこを解消しないまま「子どもを生むことの価値」を説いたところで女性が「じゃあ生もう!」なんて思うはずがありませんし、「少子化を解消しないと国が滅ぶ」などと言っても「だったら生めるような環境にしてくれよ!」と反感を買うだけの話でしょう。キャリアに関してはいわずもがな。
そのことはやまもと氏もわかってるはずなんですけどね。その証拠に氏は以前こんなことを書いますから。
出口さんも論じておられるとおり、人口に関するシラク三原則については、我が国についても然るべき分析は行われ、議論として充分に成立していることは良く分かります。平成24年度の「子ども・子育て白書」を読んでも、大変な力作となっており、子育てしている私にとっても納得する記事や指摘が満載です。概要だけでも読んでみてください。
【中略】
ぶっちゃけ、出生率を向上させるためには国民の出産へのインセンティブが必要で、インセンティブをかきたてるには政策が必要で、政策を実現するには政治家のインセンティブが必要で、政治家のインセンティブを高めるには国民の要請が必要です。出生率の議論は有識者の間では「何が必要か」がすべて分かっているので、一人でも多くの国民が「地域や社会を衰退させないために、政府や自治体が出生率改善のための予算をつけるべき」という主張をしないといかんということなんですね。逆に言えば、出生率向上に寄与したがらない政党は売国奴だと批判されても仕方が無い状況なのだということでもあります。
ちなみに、目に見えるインセンティブは欠かせませんがそれだけでは不十分でしょう。少子化対策の研究者のなかには、フランスの出生率が改善した要因として、さまざまな施策と同時に「家族や女性(母親)に対する社会的な価値観の変化」を挙げている人もいます。
出産は「女性の義務(責務)」ではなく「女性の権利」であり、「権利」だからこそそれを行使することで不利益を被るような社会であってはならない。それがシラク三原則の根底にある考え方です。いまの日本が学ぶべきはまずその部分なのではないかと思います。
この問題に関してやまもと氏の言うような「日本の病気」なるものがあるとしたら、それは「親(とくに母親)は子どものために人生を捧げるべき」という観念が強すぎることではないかと思います。だからいつまでたっても出産や育児を行う女性のサポートが貧弱(特にシングルマザーは酷い)だし、仕事と子育てを両立させようとする女性に向けられる視線も厳しいままなのだと。そうした価値観も変えていく必要があるでしょう。
「親は子どものために人生を捧げる」よりも「親は子どもと一緒に自分の人生を生きる」という価値観の方がずっと素晴らしいですし、それができる社会でありたいですね。
古市目線で振り返る2015年のJリーグ
「サッカーは全然ゴール入らないから見ててつまらない」社会学者の古市憲寿氏がフットボールを口撃!|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!
1週間くらい前に話題になったこれ。不用意な発言が多い古市氏とはいえ、この発言についてはサッカーにあまり興味が無い人にありがちなもので大きく批判される種類のものではないと思います。サッカー界でもこの前提(ゴール数の増加=魅力の向上)に立って「競技性を損なわない範囲で如何にゴールを増やすか」について苦心しているのが実際のところです。
ということで、今日は「たくさんゴールが入る=おもしろい」という“古市目線”に則り「どれだけゴールが入ったか」という視点で2015年のJリーグを振り返ってみたいと思います。
なおデータを扱う関係上サンプル数が多すぎると(私が)大変なので、対象はJ1レギュラーシーズンのみに絞らせていただきます。J2・J3党の方、ごめんなさい。
最終順位や得失点等の基本情報については下記を参照してください。
http://www.jleague.jp/standings/j1/final/
(何故かレッズよりも勝点が低いガンバが2位になっていますが、システムエラーなので無視してください。CS?ポスト?藤春?なんのことでしょう?)
古市目線で見る2015年のJ1レギュラーシーズン
2015年のJ1は18チームによる全306試合が行われ合計820ゴールが決まりました。これを1試合平均になおすと約2.68ゴールになります。1試合あたり2ゴール以上は入っている計算ですね。
では過去と比べて今年はどうだったのでしょう?過去10シーズンの総ゴール数と比較してみます。
年度 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゴール数 | 873 | 976 | 867 | 783 | 790 | 813 | 869 | 855 | 879 | 774 | 820 |
試合平均 | 2.85 | 3.19 | 2.83 | 2.56 | 2.58 | 2.66 | 2.84 | 2.79 | 2.87 | 2.53 | 2.68 |
前年(2014年)からは50ゴールほど増えていますが、そのほかのシーズンと比べると控えめな数字ですね。とはいえ極端に少ないということはありません。ここ10シーズンはだいたい700ゴール後半から800ゴール後半までの間を推移しています。1年で100ゴール近く増減することもありますね。1試合平均はどのシーズンでもだいたい2点台後半になります。
唯一の例外が2006年の976ゴール(1試合平均3.19)という数字。浦和がはじめてリーグ優勝した年なのでよく覚えていますが、ガンバとフロンターレがともに年間80得点の大台を越えたほか、優勝したレッズをはじめ60点台が4チーム、50点台も4チーム、さらに下位チームも大半が40点台を超えているというちょっとおかしな年でした(興味のある人は得点・失点の数字に注目しながらこの年の最終順位表を見てみてください)
もし古市氏がこの時期にJリーグを観ていたら「点が入らなくてつまらない」というイメージはもたなかったかもしれません(あんまり変わらないかな?)
古市目線で見る2015年J1の試合
シーズン全体でのゴール数を振り返ってみたところで、つぎに実際の試合がどうだったのかも見ていきましょう。
試合平均のゴール数(2.68)を中央値と考え、2点から3点を【普通の試合】、それよりゴールが少なかった試合を【つまらない試合】、それより多かった試合を【おもしろい試合】に分類してみます。
超つまらない(0点) | つまらない(1点) | 普通(2〜3点) | おもしろい(4〜5点) | 超おもしろい(6点以上) |
---|---|---|---|---|
23試合 | 63試合 | 133試合 | 66試合 | 21試合 |
以上のような結果になりました(超おもしろい/超つまらないの基準値は私の主観です)
【普通の試合】が少し厚めで、【つまらない/超つまらない試合】と【おもしろい/超おもしろい試合】はどちらも3割弱になります。サッカーは「必ず点が入る」というスポーツではなく、また得点の上限が決まっているわけでもありませんが、様々な要因から大きくバランスの崩れたスコアにはなりづらいことがわかります。
なお「古市目線で選ぶ2015年のベストゲーム」はこちら。
節 | 対戦カード | スコア |
---|---|---|
1st第11節 | 仙台−浦和 | 4−4 |
2nd第9節 | 神戸−鳥栖 | 7−1 |
2nd第13節 | 川崎−大阪 | 5−3 |
これ以外に合計7ゴール決まった試合が8試合ありました。
古市目線で見るJ1のチーム
リーグ、試合と見てきましたので、つぎはチーム(クラブ)にも注目してみましょう。
2015年のJ1でもっとも得点をとったチームはサンフレッチェ広島(73点)ですが、「どれだけゴールが入るか」を最重要視する古市目線では自分たちの得点だけでなく相手の得点(=失点)も重要な評価ポイントになります。そこで得点と失点の両方が多い順にチームの順位を並び替えてみます。
順位 | チーム | 得点 | 失点 | 合計 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 川崎フロンターレ | 62 | 48 | 110 | 3.24 |
2位 | 浦和レッズ | 69 | 40 | 109 | 3.21 |
3位 | サンフレッチェ広島 | 73 | 30 | 103 | 3.03 |
4位 | 清水エスパルス | 37 | 65 | 102 | 3.00 |
5位 | アルビレックス新潟 | 41 | 58 | 99 | 2.91 |
6位 | 鹿島アントラーズ | 57 | 41 | 98 | 2.88 |
7位 | ガンバ大阪 | 56 | 37 | 93 | 2.74 |
8位 | ヴィッセル神戸 | 44 | 49 | 93 | 2.74 |
9位 | 名古屋グランパス | 44 | 48 | 92 | 2.71 |
10位 | ベガルタ仙台 | 44 | 48 | 92 | 2.71 |
11位 | サガン鳥栖 | 37 | 54 | 91 | 2.68 |
12位 | 柏レイソル | 46 | 43 | 89 | 2.62 |
13位 | 湘南ベルマーレ | 40 | 44 | 84 | 2.47 |
14位 | 松本山雅FC | 30 | 54 | 84 | 2.47 |
15位 | FC東京 | 45 | 33 | 78 | 2.29 |
16位 | 横浜F・マリノス | 45 | 32 | 77 | 2.26 |
17位 | モンテディオ山形 | 24 | 53 | 77 | 2.26 |
18位 | ヴァンフォーレ甲府 | 26 | 43 | 69 | 2.03 |
Jリーグに詳しい人なら上位・下位の顔ぶれになんとなく納得してしまうのではないでしょうか。1位は予想通り川崎ですね。最低限の守備さえ整えればタイトルにも手が届くと思うのですけど…。18チーム中もっとも失点が少ないにもかかわらず3位に食い込んだ広島はさすが。逆に失点数が唯一60点を超えた清水が4位に。清水サポーターにとって本当に厳しいシーズンだったことがわかります。下位に目を向けると甲府の得失点数の少なさが目立ちますね。さすが一部で「塹壕戦の達人」と言われているだけあります。(スコアが)動かざること山の如し。
さらに各試合のゴール数についてもチーム別に見てみましょう。振り分け基準についてはリーグ全体を見た時と同じです。
チーム | 超つまらない(0点) | つまらない(1点) | 普通(2〜3点) | おもしろい(4〜5点) | 超おもしろい(6点以上) | つまらな率 | おもしろ率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
川崎フロンターレ | 1 | 6 | 13 | 11 | 3 | 20.6% | 41.2% |
浦和レッズ | 2 | 6 | 15 | 5 | 6 | 23.5% | 32.4% |
サンフレッチェ広島 | 3 | 5 | 14 | 6 | 6 | 23.5% | 35.3% |
清水エスパルス | 4 | 5 | 11 | 11 | 3 | 26.5% | 41.2% |
アルビレックス新潟 | 2 | 4 | 17 | 8 | 3 | 17.6% | 32.4% |
鹿島アントラーズ | 1 | 5 | 17 | 11 | 0 | 17.6% | 32.4% |
ガンバ大阪 | 1 | 7 | 15 | 10 | 1 | 23.5% | 32.4% |
ヴィッセル神戸 | 1 | 6 | 19 | 6 | 2 | 20.6% | 23.5% |
名古屋グランパス | 3 | 9 | 12 | 5 | 5 | 35.3% | 29.4% |
ベガルタ仙台 | 2 | 9 | 12 | 9 | 2 | 32.4% | 32.4% |
サガン鳥栖 | 4 | 7 | 13 | 7 | 3 | 32.4% | 29.4% |
柏レイソル | 3 | 8 | 12 | 10 | 1 | 32.4% | 32.4% |
湘南ベルマーレ | 3 | 5 | 20 | 5 | 1 | 23.5% | 17.6% |
松本山雅FC | 2 | 8 | 16 | 6 | 2 | 29.4% | 23.5% |
FC東京 | 4 | 11 | 12 | 6 | 1 | 44.1% | 20.6% |
横浜F・マリノス | 2 | 6 | 22 | 4 | 0 | 23.5% | 11.8% |
モンテディオ山形 | 6 | 8 | 10 | 8 | 2 | 41.2% | 29.4% |
ヴァンフォーレ甲府 | 2 | 11 | 16 | 4 | 1 | 38.2% | 14.7% |
川崎のおもしろ率が際立ってますね。清水は…一方的にボコられる試合が多かったのでしょう。おもしろ率では川崎に劣っているものの、浦和と広島の【超おもしろい試合】(6点以上入った試合)の数も見過ごせません。たくさん点が入る試合がみたければこれらのチームがオススメです。
逆に【おもしろい試合】の数がもっとも少なかったのが横浜。平均スコアを超えたのはたったの4試合で、6点以上入った試合は1試合もありません。また【つまらない試合】がもっとも多かったのがFC東京で、34試合中15試合が平均スコア以下となっています。それに続くのが山形と甲府。古市氏をJ1の試合に連れていく機会があっても、横浜やFC東京、甲府の試合は避けた方が良さそうです(※山形は残念ながらJ2に降格してしまいました)
古市目線で見るJリーグと世界
最後に欧州主要リーグの数字も見ておきましょう。欧州各国のリーグはほとんどが年をまたぐ秋春制をとっているため現行シーズン(2015-2016シーズン)がまだ終わっていません。そのため数字は昨シーズン(2014-2015シーズン)のものになります。果たしてサッカーの世界でも日本はズレているのか!?
リーグ | ブンデスリーガ | プレミアリーグ | リーガエスパニョーラ | セリエA | リーグアン | |
---|---|---|---|---|---|---|
チーム/試合数 | 18チーム/306試合 | 20チーム/380試合 | 20チーム/380試合 | 20チーム/380試合 | 20チーム/380試合 | |
ゴール数 | 843 | 975 | 1009 | 1024 | 945 | |
試合平均 | 2.75 | 2.57 | 2.66 | 2.69 | 2.49 |
チーム数・試合数が違うリーグもあるので総ゴール数の単純比較はできませんが、試合平均のゴール数で見るとJリーグと同程度なのがわかります。古市目線では「Jリーグと欧州主要リーグのおもしろさは大して変わらない」ということになります。リーグに関係なく、サッカーは「1試合にだいたい2点か3点入るスポーツ」と考えて良さそうですね。ほかのところではズレてる日本もサッカーの世界ではズレていなかった!
ちなみにこれらのリーグの中でもっとも得点&失点が多いチームはレアル・マドリード(118得点/38失点)でした。つぎがバルセロナ(110得点/21失点)。古市氏もこの2チームを追いかけていれば「サッカーの楽しさ」がわかってくるかもしれませんね。
一方的なブロック解除からたった30分レスがなかっただけで文句を言う人
●一方的なブロック解除からの連続tweet
@inumash 直接やり合いたいのでブロック解除してもらえます?
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 25
@inumash ブロック解除しましたよ、コソコソしないで出てきてくださいよ海野隆太さん
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 25
@inumash このままだと夜のニコ生で一方的にコミケ襲撃の話とかしなくちゃならなくなるんですよ!そんなことになる前に話し合いましょう海野隆太さん!
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 25
※このほかに同内容のリプライが5件ほど
●コメント覧での批判
twitterブロック解除してくださいよ、話し合いしましょうよって言ってるのに一方的なにしか書かないんですね
●しかし実態は…
解除してないじゃん。何を言うてるのこいつは。
https://t.co/FNLCf8MTIH pic.twitter.com/0whRTOghGj
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 10月 25
↓
菊花賞見るくらいまで(15:45発走)はブロック解除してあって、その後反応がなかったので再度ブロックしたというのが実際の流れ。
単に遅かったねという話で。
まあ確認しようがないのでどうでもいいです。
今ブロック解除してあるんで何かあったらどうぞ。
まあないでしょうね。
●ブロック解除からたった30分で再ブロックて…
15時10分過ぎに「ブロック解除した」ってリプ飛ばしてから菊花賞発走まで30分程度しかないですよね。そもそも、お互いブロックしてるんだから自分だけ一方的に解除したところで相手にリプライが通知されないことくらいわかるでしょうに。相互ブロックしてる相手に「ブロック解除から30分レスがないので再ブロック」ってまともにコミュニケーションをしようとする態度じゃないですよ。
でもって上の私のreplyに気づいたのか再度ブロック解除したけど結局こんな感じだし。
@jizou やっと解除したのね。ついでにブログのコメント非表示も解除すれば?
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 10月 25
と思ったらろくにリアクションもせずまたブロックに戻したんだけど。なにがしたいのこいつ。
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 10月 25
●しかもそれをやってるのは私に対してだけじゃないそうで…
@inumash なんかね、常套手段みたいですよ
https://t.co/3HJX8vB4IO
— ALL WE NEED IS 種田梨沙 (@FTTH) 2015, 10月 25
本当にid:kyoumoeがなにしたいのかさっぱりわからないし、嫌がらせだとしても幼稚過ぎてお話になりません。呼び鈴鳴らして出てきた住人に罵声浴びせて逃げてく小学生なんかと同レベルでしょう。
twitterで俺をブロックしたのも、自分のブログで俺のブクマコメントを非表示にしてるのも、自分のtweetがブックマークされた途端にブコメ非表示にしたのも貴方なのでコソコソゴミみたいに言ってるのは貴方でしょう。 https://t.co/G7OmP3PIlM
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 10月 25
こんな人に「今ブロック解除してあるんで何かあったらどうぞ」とか言われてもまともにコミュニケーションを取れるとは思えませんね。少なくとも、相手からそう思われても仕方がない態度をid:kyoumoe自身がとっています。
●おまけ
inumashに関してはもう見つけても無視します、セクマイの威を借るゴミ扱いです
— パルナス (@jizou) 2015, 3月 21
昨日指摘した「もう俺はセクマイに関わる全てのことに口を出さない」という宣言もそうだけど、id:kyoumoeの「無視する」「言及しない」という宣言は本当に当てになりませんね。
関連:みやきちさんやセクシャル・マイノリティへの誹謗中傷を続けるid:kyoumoeさんへ - 想像力はベッドルームと路上から
みやきちさんやセクシャル・マイノリティへの誹謗中傷を続けるid:kyoumoeさんへ
『ドン・キホーテのセクマイ退治 - 想像力はベッドルームと路上から』の続きみたいなもの。「まだこれ続いてるの…」とうんざりする方も多いと思いますが、私も同意見です。本当にいい加減にしてほしい。
さて、本件に関連してid:kyoumoeがこんなことを書いているので、端的に事実と違う部分を解説しておきます。
ちょっと何言ってるのかよくわからないですね、@tikani_nemuru_Mさんと海野隆太さん - 今日も得る物なしZ
「過去のこのような事例でのやらかし」ってのも俺が間違った意見を言ったらすげえ勢いで批判されて、それについては悪かったと思うけどそれとは別に「マイノリティ免罪符にして差別行為を平気でしてんじゃねえよ」という話をしたら「お前は間違えたんだから話す権利はない! お前は差別論者! 女性差別! 人間のクズ! ゴミ! カス! 童貞!」みたいなことを言われて(やや誇張あり)俺がフェミヘイトに走っているという話で。
正しくはクソフェミヘイトなんだけどそれを批判するフェミニストが出てきてないってところでもうクソじゃないフェミなんかないんじゃないかと思っているというのが実態です。
いいえ。冒頭のエントリを読めばわかる通り、腐女子を批判したいがためにセクシャルマイノリティと差別の問題を持ち出し、無知故にその扱い方を間違えて自爆した挙句、それを批判したみやきちさんやほかの批判者のせいにして逆恨みし、みやきちさんは2月以降本件に言及していないにも関わらず未だに彼女や批判者に対する誹謗中傷を続けているのが実態です。
LGBTに関しては明確な差別意識を持っていると明言してはばからないぼくですが理由はLGBTから言葉狩り、誹謗中傷、恫喝、謂れのない差別その他諸々の行為を受けた結果出しみやきちとかいうクソレズが全ての元凶です
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 9
さっきのLGBTの話だけどあれはみやきち自身の発言というよりもみやきちが革新的に周りを煽ってそれに乗ったクソLGBTとクソ左翼崩れが気に入らない
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 10
俺が間違った意見を言ったのは確かだし暴言も吐いたのでそれはお詫びしますと言ったあとにも絶対許さないマンみたいなのがいてそういう連中が絶対許さないビームを絶えず撃ってきているのでフェミヘイトが高まってるというわけです。
まず、過去のエントリにおいてみやきちさんはじめセクシャル・マイノリティに対して“俺が間違った意見を言ったのは確かだし暴言も吐いたのでそれはお詫びしますと言った”のは逆ギレの枕として書いただけでまともな謝罪や反省になっていませんし、しかもそれを削除しています。現存するのは腐女子に対する自身の不見識を認める旨の発言だけです。ニコ生でのヘイト予告を撤回した件を含め、みやきちさんや(自身が消した)ほかのセクシャル・マイノリティに対する暴言の謝罪はしていません。
さらに、彼は(逆ギレとして)「もう俺はセクマイに関わる全てのことに口を出さないことにしました、少なくともネット上では」と言ったにも関わらず、その後もセクシャル・マイノリティに対する誹謗中傷や偏見を垂れ流し続けています。
○○○でセクマイか、ぼく的には三倍満くらいですね
— パルナス (@jizou) 2015, 4月 27
セクマイはなんですぐに「自分が思っていることは他の同性も思ってるに違いないから正解に決まってるしそれを理解できないマジョリティは殺す」みたいな態度をとるのか
— パルナス (@jizou) 2015, 4月 27
セクマイにはキチガイがいるので
— パルナス (@jizou) 2015, 5月 4
LGBTは差別者の集まりくらいのことは思っているしそう思わざるをえないくらいのことはされている
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 9
「たまたまクソレズがキチガイだっただけで全員に偏見の目を向けるなんておかしい」と言われるかもしれないけどあれを許容してる時点で全員同罪
— パルナス (@jizou) 2015, 10月 9
これなどは、彼の言葉を借りれば“俺を批判したLGBT絶対許さないマンによる絶対許さないビーム”そのものでしょう。
××きちみたいな気に入らない個人に対しては牙をむくくせに集団には何も言えないゴミレズとか明日にでも死ねと思ってるしLGBTを盾にすれば何言っていいと思ったら大間違いだぞボケと何度でも言うし一生許さないしあれを支持してるLGBTの連中も絶対に許さないし俺は偏見の目を持ち続けるからな
— パルナス (@jizou) 2015, 9月 4
ほかにも『LGBT差別を許容したい』と書いて炎上したレアジョブ会長の記事にこんなブクマコメントを残しています。
キチガイLGBTに「自分はLGBTだからそうでないものを中傷することを許されている」みたいな感覚で殺意すら湧くような発言をされた俺の個人的な意見だと「禁止するなら全差別」だしLGBT差別だけを個別禁止する意味が無い。
このように、id:kyoumoeは冒頭の一件以降もみやきちさんやセクシャル・マイノリティに対する攻撃を続けており、「過去やらかした」どころか現在進行形でやらかし続けているのです。要するに、彼自身がみやきちさんとの一件で批判されたのを根に持ち続け、繰り返しその話を掘り起こしているわけですね。
“絶対許さないビームを絶えず撃っている”のはほかでもない、id:kyoumoe自身なのです。
俺、海野隆太さんからもう1年近くこんな一方的な攻撃を受けてるんですけど、海野隆太さんの攻撃ってなんか正当性あります?
俺がセクマイ関係でやらかしたことに関して不燃ごみことinumashこと海野隆太さんにこんなこと言われる理由って何かあります?
“1年近くこんな一方的な攻撃を受けてる”とのことですが、冒頭の一件以降私が彼に直接言及したのは下記の2件のみ。うち1件は上のレアジョブ会長のエントリにつけられたブックマークコメントの否定です。twitterでも同様。
http://b.hatena.ne.jp/entry/264633806/comment/inumash
http://b.hatena.ne.jp/entry/ameblo.jp/netpipeline/entry-12081846754.html
そもそもid:kyoumoe自身が“自分がやらかしたこと”を素直に認めずにみやきちさんや批判者のせいにするような言動を繰り返しているのですから、その態度が批判されても文句は言えないでしょう。掘り返されるのが嫌ならまずもって自分がその件に触れなければ良いのです。
彼が冒頭の件について自己正当化し誹謗中傷を続けるなら私も当初のスタンスの通りそれを批判する。恐らくほかの人もそうでしょう。みやきちさんとの一件から何も学ばず、「何故自分が批判されているのか」も理解しないまま延々と自爆を続けているid:kyoumoeが愚かだというだけの話です。
“キチガイLGBT”“クソレズ”などという誹謗中傷をみやきちさんに向けていることからも分かる通り、id:kyoumoeは未だに自分が被害者であると思い込んでいます。そしてあれから半年以上経った今もなお、みやきちさんやセクシャル・マイノリティに対する誹謗中傷を続けているのです。本当に愚かであり、他者にとって脅威でしかありません。
このことは以前のエントリでも触れました。
この件で“性的マイノリティという刃物を振り回すキ●ガイ”なんてものは存在しません。ですが“刃物を振り回すキ●ガイ”と呼ぶに相応しい人物は確かに存在します。
その人物は腐女子を偏見と嫌悪の刃で切りつけ、セクシャルマイノリティを無知と無理解の刃で切りつけ、みやきちさんを逆恨みと暴言の刃で切りつけ、同性愛者やほかのマイノリティをヘイトの刃で切りつけました。おまけに“自分が刃物を振り回している”という自覚もなく、むしろ自分が被害者であると錯覚しています。そして未だに“怪物視・怪物化”という刃でみやきちさんやセクシャルマイノリティの人たちを切りつけ続けているのです。
id:kyoumoeは「嫌がらせを続けているのはほかの誰でもない、自分自身なのだ」ということをいい加減自覚し、その行為を止めるべきです。言っても無駄かもしれませんが。
以下蛇足。
「コミケ襲撃の話ってどうなりました?」と問い続ける以外にないし
問われたところで「コミケ襲撃には事前の計画も含めて一切関わってないし、その件については既に決着がついています」と解答して終わりです。
『アキバデモ実行委員会コミケ襲撃未遂事件(仮)』に関して:その② - 想像力はベッドルームと路上から
inumash氏との情報すり合わせ : 週刊オブイェクト
あと浦和レッズサポーターが差別のことに口出すのちょっと面白すぎるんですけど。
浦和レッズの試合を見に来た外国人の方に対しても「お前が悪い」って内心思ってるんでしょ?
あの横断幕に現地で抗議した人間に対して「差別のことに口出すのちょっと面白すぎる」「外国人の方に対しても『お前が悪い』って内心思ってる」とか言うのは“面白い”を通り越して意味不明で寒気がしてきますね。
まあ不燃ごみことinumashこと海野隆太さんがコミケ襲撃未遂事件の中心人物のお仲間だったのが悪いってことなので諦めてください。
私は“コミケ襲撃未遂事件の中心人物のお仲間”ではない(唯一親交があったfurukatsuさんは事件前に放逐されているので無関係)ので事実に基づかない誹謗中傷です。撤回してください。
なお、id:tikani_nemuru_Mさんの言については相応に乱暴なのは認めたうえで、みやきちさんに対する暴言に照らして「お前が言うな」と思います。
とあるネトウヨとの不毛な会話
「馬鹿なネトウヨとはまともな会話が成立しない」という旨の皮肉を書いたところ、はてなの貴重なネトウヨ枠であるid:m-matsuoka先生が(頼んでもいないのに)その実証役を買って出てくれたので、先生の労力に報いるべく記録としてまとめておきます。
タイトルの通り不毛な会話なのでご注意を。読んだあとの苦情は受け付けません。
なお会話がわかりやすいようにidコールの部分は削除し、私のコメントは青、m-matsuoka先生のコメントは赤にしてあります。
■発端
夜回り先生、武藤貴也議員のSEALDs批判に反論 例えば支那に行って話して彼らの長期的日本侵略計画をやめさせる事が出来るのかね? #SEALDs の中核に共産党や民青、過激派や反日国が背景にある事も知らないようだ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/Japan369
↓
多分、↓(※↑のコメントのこと)で間抜けな陰謀論やデマを垂れ流してる馬鹿よりも中国共産党の中枢にいる人達と話つける方が楽。まともな知性を持った相手なら利害の調整もできるが、馬鹿とは取引以前に会話が成立しないからねぇ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/inumash
↓
情緒的な願望では国民は守れない。だからどの国も軍を持つ。id:inumash←中国の軍閥が中国共産党のコントロール下に無いことを知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国共産党と中国軍の関係くらいは勉強しよう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/m-matsuoka
※Twitterだったら“糞リプ”と呼ばれる類のコメントですね
※なお、後述しますが「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」という説は近年の中国研究によって否定されています
■展開
「中国の拡大政策は中国共産党公認のもので解放軍が勝手にやってるわけではない」ということすら知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国の基本的な軍事・外交施策ぐらいは勉強しよう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262038783/comment/inumash
↓
命令では無く公認だということの意味も理解できないアホ発見。解放軍は中国共産党の部下ではないということくらいは基本だから知っておこう
http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka
※“公認=命令ではない”という唐突な論理の飛躍
↓
“公認=指揮命令の下で動いている”ということすら理解できないアホ発見。「解放軍は党の軍隊であり、統帥権は共産党内に設けられた中軍委の主席にある」ってことくらいは基本だから知っておこう。
http://b.hatena.ne.jp/inumash/20150808#bookmark-262039303
※中軍委=中国共産党中央軍事委員会
↓
公認と命令の区別が出来ないアホが必死w 共産党では無く、中軍委の主席が統帥権を持つことの意味も理解できないとは爆笑。お前、勉強が足りなすぎw
http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka
※中軍委が共産党内にあることを理解出来なかった模様
↓
なにが“共産党では無く”だ馬鹿。中軍委は共産党の内部組織だとさっき書いただろ。中軍委の主席、副主席、委員は共産党中央委員会が選出するんだよ間抜け。ほんと馬鹿とはまともに会話が成立しないわ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash
■混迷
ぶはっは。その選出された連中に軍が従わないことが他国から問題視されている原因だというのに。少しは中国軍の健軍の歴史でも勉強しな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash
※“中軍委の主席が統帥権を持つことの意味”とやらが行方不明に
↓
「うち軍人たちが言うこと聞かなくってねぇ」というのは中共が軍事的恫喝をかけたり観測気球飛ばすときの典型的なカバーストーリーなわけだがそれを律儀に信じてるレベルの馬鹿なのね君は。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262085034/comment/inumash
ついでに言っておくとそれは中国政府および中共内のガバナンスの問題であって共産党自体が拡大政策を推し進めてること自体は変わらないんだが。軍閥とやらがなくなれば中共は拡大政策やめんの?
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087651/comment/inumash
↓
カバーストリーだという言い訳を信じるアホw 軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になるのはこういうアホに対してのみww
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/m-matsuoka
軍閥無しで何を拡大するの?
http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/m-matsuoka
お前本当に馬鹿なのな。“軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になる”わけねーだろ。恫喝等を“軍が勝手にやったこと”にして政体への直接的な非難をかわすのが目的だろ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/inumash
お前“軍閥”の意味分かってないでしょ。軍閥とやらがなくなっても“軍”は残るだろ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/inumash
↓
軍が勝手にやったと主張すれば政体は非難されない?どこの不思議世界かしら。そういうファンタジー世界の妄想なら他でやれ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/m-matsuoka
残りません。中国軍の構成を少しは勉強しろ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/m-matsuoka
※中軍委が共産党内にあることも理解できなかった人のご意見です
↓
お前自身が「中国解放軍の軍閥は共産党の命令を聞かず好き勝手やってる」っていう中共のカバーストーリーまんまの“ファンタジー”を主張してるじゃねーか。お前こそ妄想は他でやれ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/inumash
お前が中国共産党と人民解放軍の構成を勉強しろ間抜け
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/inumash
■破綻
反論出来ないと相手の発言をオウム返しするしかないよねw
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/m-matsuoka
↓
まともに反論・反証してから言え間抜け。共産党内部の組織である中軍委を"共産党ではない”なんて言う馬鹿には無理な話だろうがな
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/inumash
↓
負け犬の合い言葉「まともに反論・反証しろ」をいただきました!! (σ´∀`)σ ゲッツ!!
http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/m-matsuoka
↓
やっぱり反論出来ないのね。ちなみに「反論できないと○○する」というお前の言葉も同じ意味だからそれブーメランだぞ。国語能力の著しく低い馬鹿には理解できんだろうがな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/inumash
↓
で、で、出たーっ「やっぱり反論しないのね」相手の動きを予測していたとアピールすることで自分を上に見せようとする伝説の負け台詞w 少しは自分の頭で考えようぜ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/m-matsuoka
↓
“少しは自分の頭で考えようぜ”←まともな反論のひとつでもしてから言おうな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/inumash
m-matsuoka先生、ご協力ありがとうございました。広く言われてることですが、やはり馬鹿なネトウヨは「自分が馬鹿である」という自覚がないだけでなく「自分は他者よりも知能が高く知識も豊富」と思い込んでおり、明白な事実誤認をつきつけられてもそれを認めようとしないあたりがまともな会話を成立させ難くしているポイントかと思います。
さて、うえでも書いた通り「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」というm-matsuoka先生の主張は近年の中国研究によって既に否定されております。ちょっと長いけど『軍事板初心者質問スレまとめ』にいい解答があったので最後に引用しておきますね。軍事的組織のガバナンスの問題はどの国でも起こりうることですが「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」というのは酷く時代遅れの認識です。賢明なはてなーの皆さんは他所でこんなこと言わないように。恥をかきますよ。
Q.中国軍って内部統率取れてるのか?なんか地方ごとに軍閥があるらしいが…
A.「軍閥」と言う言葉自体が、相手側を貶める意味がこめられていおり、相手にレッテルを張る際に使用されることも多かったため、近年では分析概念としての有効性が薄れてきている。
(このあたりの研究動向については塚本元氏の一連の研究が良く纏まっている。)
軍閥と言う言葉が一般的に中国や日本で使用され始めたのは明治時代の藩閥政治批判で使用され、それが中国に輸出されて軍事勢力を表す言葉として一般化された経緯がある。これを前提として、現代の人民解放軍において「軍閥」が゙存在するか考える際には、この「軍閥」の定義を明確にする必要がある。
これを軍の統制において、法制度的な制度だけでない地縁、血縁など様々や要素が影響を与えてしまう私兵的側面として考えると台湾移転前の中華民国軍や、各軍区ごとの人的・制度的独立性の強かった1980年代までの人民解放軍にも、私兵的側面が存在しているとみなす事はできる。
ただし、人民解放軍を考える上では、軍の統制における共産党の優位性を見逃す事はできない。各軍区ごとの独立性ガ強かった時代においてもあからさまに党による軍の統制をひっくり返す動きは存在し続ける事はできなかった。
1990年代以降は、軍において隠然たる存在感を有しており、各軍区で影響力を持っていた革命第一世代の軍人が姿を消し、軍の近代化を達成するため中央政府/党による軍令・軍政権の掌握強化が進められた。その過程で、軍の独自の財源であった軍保有企業が軍との関係を断ち切られることになり、代わりに中央政府が軍事予算を増やしてその供給に責任を有する事とされ、財政的独立性は大きく弱められた。
軍区の枠が弱まる中で、軍人のテクノクラート・プロフェッショナル化が次第に進展し、軍人としての任務の枠内で影響力をとどめる幹部が増加してきているとのこと。もちろん、各種軍事学校や兵科、出身など、私的関係は存在しているが、それは軍の公式の統制の枠を外れるものではなくなっている。
中国政府=党による軍の統制は1990年代以降、時を経るにつれて強化されてきているというのが最近の動向分析の成果です。
海軍については、各艦隊や兵科間での摩擦。派閥の存在が指摘されております。しかし、海軍は陸軍とくらべて、技術的・財政的面などで中央政府の存在を必要とする点が多く、陸上部隊以上に「軍閥化」はしにくい性格があります。ましてや、強大な海軍戦力建設には中央政府の強い支援ガ不可欠であり、海軍が分裂を思考するメリットはありません。
“「風評被害なんて存在しない」という風評”について
「大涌谷周辺」での情報発信要望 箱根町、風評を懸念:朝日新聞デジタル
この件、個人的には「あんまり風評風評と騒ぎすぎるのも逆効果だし、正確な情報を発信し続けて事態が収まるのを待つしかないよなぁ」と思っていますが、ただ行政が危機感を抱いている理由もわかります。
箱根は私の地元なので、火山活動が活発化した直後からネット上で箱根に関してどのような噂が流されているかを確認しています。私が確認した限りでは、報道直後から「箱根山が大爆発する」「箱根山からサルの群れが一斉に逃げ出した」「芦ノ湖の水が変色した」等のデマが散見され、現在も根拠不明の情報やそれに基づいた危機感を煽る書き込み・tweetがあとを絶ちません。
また、旅館やホテルに勤める複数の知人からは「箱根は温泉が出なくなっている」「大涌谷以外の場所でも噴火の兆しがある」「芦ノ湖周辺も立入禁止になっている」「遊覧船も止まっている」等の誤解に基づく問い合わせやキャンセルが少なくないと聞いています。箱根町が行った要請はそうした現状を受けてものでしょう。
そしてこういうことを平気で言ってしまう人もいます。
風評もなにも現実に爆発してるんですがそれは……あと温泉枯渇してるんでそれ目当ての人は行かなくて当たり前なのでは……
id:iasnaのブックマークコメント
※現在は書き換えられています。
少し調べればわかりますが箱根では“温泉枯渇”などしてはいません。ただ「大涌谷から温泉を引くための設備が破損し、一部の施設への供給ができなくなった」という事態が起こっただけです。
神奈川県は三十日、同県箱根町の一部施設から温泉の湯が止まったとの連絡を受けたことを明らかにした。同町の強羅、仙石原地区の旅館など約四百軒に温泉の湯を届ける「箱根温泉供給」によると、うち約七十軒で温泉の湯が二十九日からほとんど出なくなったという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015070102000132.html
箱根には各所に温泉が湧き出している地域があり、江戸時代に『箱根七(八)湯』と呼ばれていたものが少しずつ拡大、今では『箱根二十湯』といわれるまでになりました。源泉の数は確認されているものだけでも350ヶ所以上にのぼります。
大涌谷温泉はそのうちのひとつに過ぎず、それ以外の温泉に関しては噴火の影響は出ていません。さらに、温泉が出なくなったのは大涌谷から供給を受けている約400軒の施設の一部に過ぎません(今後増える可能性はありますが)
そのため、温泉の供給が受けられなくなった旅館等に対しては影響を受けていない施設が温泉設備の提供を行う方向で対策が進められています。
このような状況を指して“温泉枯渇”というのは明らかな事実の誇張・歪曲であり風説・風評の類です。id:iasnaさんは風評被害を危惧する行政の対応に疑問を挟んでおきながら、自分自身が根拠の無い風評を流してしまっているのです。
しかし、大半の人がそうであるように、id:iasnaさんも「自分が風評を流している」という自覚がありません。そのため「それは事実誤認だ」という指摘に対してこのような逆ギレをしてしまうわけです。
枯渇していない温泉を「枯渇している」というのは枝葉末節の話で、その訂正を求める人は病気なんだそうです。
“風評”のひとつひとつは些細なものに見えるかもしれません。けれどもそれが寄り集まることで、実際に起こっている事象から大きく離反した情報が“事実”とすり替わり人の判断を狂わせることになります。それが“風評被害”というものの実態です。
冒頭の記事のブックマークコメントでは“風評被害”が存在しないかのような口調で箱根町や政府の姿勢を批判する人が複数いましたが、実際には上で挙げたとおり事実に基づかない風説・風評が撒かれその影響が出ています。そうした人たちは、恐らくどのような風説・風評が流布されているか、また旅館などにどのような問い合わせが寄せられているかについて自身で確認したりはしていないのでしょう。
そもそも、過去の事例などに照らせば、これだけ大きな話題になっている災害に関して「風評被害が起っていない」と考えるほうが不自然でしょう。現在起こっていることを客観的に見れば「風評被害なんて存在しない」という主張それ自体が風評なのです。
“「風評被害なんて存在しない」という風評”は、実際に起こっている被害から目を背向けさせるだけでなく、既に拡散されている風評を“事実”として追認し、また別の風評を呼びこむきっかけともなります。id:iasnaさんの言説・態度がその一例です。その結果さらに被害が広がっていくわけです。
どれだけ努力しても全ての風評を払拭することはできません。恐らく現在の火山活動が沈静化したあとも新たな風評は流され続けるでしょう。であればせめて、実際に風評被害が発生していることが広く認知され、この不毛な連鎖に加わろうとする人がひとりでも減ることを願うばかりです。