「泰蔵メソッド」に代わる可能性

inumash2006-01-17


実現男

ザイーガ経由で知った、「読者からの依頼を週一回必ず実行する」という人のblog。

よくよくプロフィールを見ると、元通産省で現在国会議員を目指し準備中ってことらしい。blogによると、「構造改革特区」はこの人が風呂で思いついたアイデアを実現したものだそう。

検索したら民主党所属の参議院議員藤末 健三議員の後輩らしいので、十中八九民主党から出馬するのだろう。

イデアは面白いし、当選後に対メディア戦略の一環としてキャラ設定を変えざるを得なかった泰蔵君の場合よりも効果的だと思う。ただ見る人が見たら、「これもポピュリズムの一つ」とか言われてしまうのかも知れないけど。

ここからは僕の妄想なんだけど、このblogの本当の狙いは、「週一回、読者からの依頼に必ず答える」という行為を積み重ねる事によって、実際に当選した際の公約の実効性を再認識させる事にあるのではないだろうか。

他者からのどんなに馬鹿馬鹿しい要望に関しても、それを検討し実現に向けて動かしていくというプロセスは、別に政治というフィールドに移ったとしても本質的に変わるものではない。代理制民主主義の基礎的なシステムと言っていい。

つまり現代の政治家が行うべき基本的な行動は、要求の吸い上げ→有効性及び実効性の検討→計画立案→実行というプロセスに集約されるわけで、このblogがやっている事は政治の基本プロセスに即した代理制民主主義の実践であるのではないか。

首相自らが「公約の実現」というプロセスを軽視した発言をする日本の政治にあって、この視点は非常に重要だ。

今はまだお遊び程度の「実現」しか出来ていないが、もし上記の内容を意識して、戦略的に企画されたものだとするなら、政治とblogの新しい関係性を象徴する一つのメルクマークになると思う。

で、このblogのディレクターのblogがこれ

うーん・・・
妄想はあくまで妄想なんだろうか・・・