街頭でのデモンストレーションが大嫌いな中川君は日教組解体のついでにサラ金のティッシュ配りもやめさせようね。

http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20061023/p1
http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061023/1161578384
形式の問題 - Living, Loving, Thinking, Again

中川センセイの大嫌いな「デモ」ですが、これと全く同じ行為を毎日のようにしている人達がいます。

糞眠くて会社に行くのも億劫なのに、朝っぱらから「お早う御座います!!○○です!!」とか言って馬鹿面して必要も無いティッシュを目の前に差し出してくる人達が。

そう、サラ金ティッシュ配りです。

こっちはお前等から金なんて借りないってのに、ウザイことこの上ない。ティッシュも宣伝効果が無いことは分かってるんだし、資源の無駄だから止めた方がいいと思うんですけどね。通行の邪魔だし。

しかも、本来借りる必要の無い人にまでティッシュを渡して消費者金融の存在を身近なものとし、法定外の高い金利を貪る悪徳業者じゃないですか。色々と問題も起こしてますよね。そんな集団が公共の場所である路上で日々「布教」活動をしている事実を見過ごしていいのでしょうか。

あれ、そういえば自民党って・・・

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061013k0000m040105000c.html
サラ金業界から献金・自民党・公明党の議員を落選させよう。 - 未来を信じ、未来に生きる。

その消費者金融から政治献金受けてるじゃないですか。

なーんだ。要するに、「路上でなんかやりたいなら金払え」ってことなんですね。そうか、金さえ払えば必要の無いティッシュ撒き散らすのも、トラックの荷台から「プロモーション」と称して下品な音楽かけて街中を走るのも許されるわけですね。どこぞのヤクザと全く同じやり方ですね。素敵!!


とまあ皮肉はこのくらいにして。

中川政調会長のロジックになんら正当性が無い点は当然として、そろそろ日教組の役割を見直してもいいのではないかと思う。

いや、日教組だけではなく、部落開放同盟や各労働組合などもその組織の運営方針のみならず、根本的な「存在意義」を再度問い直し、解体と再構築を行う必要があるのではないだろうか。

仮にも「既存権力」であるはずの自民党が、小泉政権を経由することにより(その内実はともかくとして)「衣替え」を行ったにもかかわらず、それに対抗すべき組織が既存の体制を保ったままで外部からの支持を集められると本気で考えているのだろうか。

だとしたらこれ以上間抜けな話は無い。

既に、各団体は至る所で「膿」としか言いようの無い醜態を晒しており、それが運動の本質部分に関係することだとは言い切るつもりはないが、組織体としての機能は相当劣化していると考えていいと思う。非正規雇用者の組織化は遅々として進まず、日教組イデオロギーを振りかざすのみで、「現場」と「子供」は疎かにされたまま。解同に関しては最早完全に「既得権益化」している事実を晒すのみである。

有効に運動を行う為には、体制と戦術に応じたダイナミックな組織の解体と再構築が必要であり、それは権力に対抗する際の大きな利点でもある。現在の組織は、その「機動力」という利点を自ら手放しているように僕には見える。

大体、十年以上前に有効だった戦術や組織論が、現在も有効だなんて考えること自体おかしいのだ。方法論の思考錯誤こそが運動の本質であるし、「最高の快楽」であろうに。

どう左寄りに考えても、既存の左派勢力の組織は有効に機能しているとは言えず、逆に運動そのものの足かせとなっているのは明白である。運動は「守る」為に行うものではない。本来得られるべきものを「勝ち取る」為に行うのではないか。権利を「守る」ということを口実に組織そのものの存続を図ろうとする姿勢は既存権力と全く変わらない。

いい加減その事実に気が付いてもらわないと、まずは「あなた達」から先に潰さなくちゃいけなくなるぜ。