■『聖火リレーin長野』全体まとめ(かなり長いよ)

遅くなりました。『聖火リレーin長野 スタート&ゴール地点状況まとめ』の続きで、全体のまとめと個人的な感想などをアップします。下記の行動の大半は現地からライブ中継したものですので、それを見ていた人はより分かりやすいんじゃないかと思います。

と、その前に、各所で流通しているmixi発のコピペに関して。

ブクマコメントで書いたとおり、ちょっと感情的になりすぎているとは思うけど、ここで書かれていることと、僕が現地で体験したことや感じたことにはそれほど距離はありません。後で詳しく書きますが、中国支援者によるチベット支援者への暴力は、僕が実際に見ただけでも3件ありました(うち一件はライブ配信中)。もちろん、加害者である中国支援者に対する警察からのお咎めはありませんでした(その対応への評価も後述)。

マスコミからの暴言、と事実に関しては、僕に対してはもちろん、他の人に対しても僕が把握している限りありませんでした。現地ではTVや新聞、通信社など様々メディアの姿があり、インタビューなども頻繁に行われていましたが、比較的冷静に行われていた印象です。僕と同行していた人たち、あるいは僕自身もインタビューを受けましたが、暴言はもちろん、誘導的な質問も行われず、真摯な形で取材に臨んでいたと思います。また、名古屋TV(メーテレ)など、チベット弾圧に反対するデモ行進を内部から取材しているTVクルーや報道陣もいたことも事実として記しておきます。

以降、僕の現地での行動・体験を時系列にまとめます。

聖火リレー前日(25日)〜当日(26日)早朝】

東京より新幹線で長野入り。PM11時頃現地に到着。食事のために立ち寄った飲み屋で気の良いおじさんに馬刺しを奢って貰うなどしつつ寝床探しへ。ネットカフェに入るつもりだったがどこも満席だったので、仕方なくスタート地点へ向かう。

スタート地点近く、長野県庁裏に24時間営業のデニーズを発見し、そこで朝まで粘る覚悟を決める。2chで状況を確認し、同じくデニーズで待機中の参加者を発見、合流。以降、現地でいくつか設定されていた個人参加者の集積地として約10人程が集まり、情報交換や当日の行動の相談などを行う。その間、続々と中国支持者と思われる人々が店内を埋めていき、僕等が店を出るころには完全に満席となっていた。

【AM6:00〜7:00】

AM6:00に店を出、スタート地点に向かう。途中、長野駅方面から中国国旗を持った集団がスタート地点に向かって行くのが見える。スタート地点手前にも大型バスが多数止まっており、中から続々と中国支持者が降りてきていた。車を止める為長野駅方面に向かった同行者から、既に駅前ではかなりの人数が終結しており、双方でシュプレヒコールの掛け合いが起こっているとの報告を受ける。

スタート地点手前で警察に呼び止められ、チベット国旗やメッセージボードなどをしまうように指示される。同行者が抗議するも全く受け入れられず。仕方がないので指示に従いスタート地点前へ。既に多数の中国支持者が集まっていたが、まだスペースには余裕があり、この地点でも十分「棲み分け」はできる印象を持った。だが以降200mに渡って、チベット支援者が沿道に留まることは許されなかった。

途中、警察に呼び止められた同行者の女性が警察の勘違い(中国人だと思われたらしい)による誘導指示に泣かされるなどのトラブルを経て善光寺へ。善光寺前には多数のマスコミが集まっており、中心には赤く髪を染めた白人女性と、「国境なき記者団」のものと思われる手錠を模した五輪反対の旗が広げられていた(後にTVで確認したところ、この女性は「国境なき記者団」のメナール事務局長の同行者だった模様。僕はメナール氏の姿は確認していない)。

そのまま善光寺境内へ。途中、善光寺前で中国支持者が巨大な中国国旗を振りまわし、チベット支援者や善光寺僧侶(と思われる人)が諌める、という場面もあった。

【AM7:00〜8:00】

善光寺にて参拝。善光寺裏手に設定されていた個人参加者の集合地点に向かい、そこでステッカーなどを受け取る。途中、警備の警官から「長野駅チベット支援者と中国支持者のトラブルがあったらしいから気をつけて。出来るだけ集団で行動してね。」という指示を受ける。しまっていたチベット国旗、メッセージボードなどを準備し、善光寺前の大門交差点へ。交差点には既に多数のチベット支援者、中国支持者が終結しており、激しいシュプレヒコールの掛け合いが行われていた。

交差点付近の沿道でライブ配信の準備をしながらシュプレヒコールをするなどしている最中に一件目のトラブル確認。チベット支援者のひとりが移動する際、持っていたチベット国旗が中国支持者にぶつかり、その中国支持者がチベット支援者の胸倉を掴み道路側へ思いきり押し倒そうとする事態が発生。即座に周囲のチベット支援者が割って入り、胸倉を掴まれていた人は目の前の警察に助けを求め、道路の反対側の沿道に誘導された。押し倒そうとした中国支援者への注意等は特になし。

その後僕にもトラブルの火の粉が降りかかる。「Free Tibet!」の シュプレヒコールを挙げていた僕(と同行者数人)に対して、隣にいた中国人男性二人組が、2m近い中国国旗を広げたまま「No Way!」というシュプレヒコールを返して接近してきた。あまりに近づかれ過ぎたため危険に感じ、「止まれ!下がれ!」と僕が言ったところ、相手も「お前が下がれ!」と言い出し5分ほど押し問答に。最終的にチベット支援者・中国支持者双方の仲裁が入り収束。

【AM8:00〜9:00】

沿道よりライブ中継開始。スタート直前になって、かなり多くの中国支援者が大門交差点周辺に集まってくる。結局、2:1程度の割合で中国支援者が沿道を埋めることに。チベット支援者の「Free Tibet!」のシュプレヒコールに対し、中国支援者は「No Way!」「One China!」などのシュプレヒコールを被せてくる。チベット支援者もかなり頑張っていたが、いかんせん数が違いすぎる。また、チベット支援者を威嚇するように支援者の目の前に顔を近づけてシュプレヒコールを叫ぶ行為、チベット支援者が掲げるチベット国旗を、中国の国旗で覆い隠そうとしたり叩き落とそうとする行為も見られた。

大門交差点前を聖火ランナーが通り過ぎ、群集は次のポイントへ移動を開始。移動に関しても特に警察の「棲み分け」等の制限はなし。チベット支援者と中国支持者が完全に混ざり合った状態で進んでいく。所々でチベット支援者に「嘘つき!」と吐き捨てていく中国支持者などが見られた。その間、ライブ中継のチャットを通じて聖火ランナーの様子、長野駅前の様子などが伝えられる。長野駅前で混乱があったことや、沿道から物が投げ入れられたことなども全てチャット経由で知る。

【AM9:00〜10:00】

第二ポイントの交差点(ごめん、交差点の名前忘れた)到着。途中で分散したのか、大門交差点付近と比べてチベット支援者/中国支持者の割合が1:1くらいになっていた。基本的な状況としては大門交差点と同じ。「Free Tibet!」のシュプレヒコールに対して様々な言葉を返すことはもちろん、威嚇する人やあからさまな妨害をする人もいた(同時に「にこやかに」対話を求める人もいた。特に若い女の子なんかは笑いながら「何で日本の人がそんなにチベットのこと気にするの〜?」なんてことを言ってた。素で問題の本質が分かってないのか、イベントとして楽しんでるだけなのかは分からないけど)。ここでチベット国旗を掲げる浴衣美人(眼鏡っ子)が写りチャットが盛り上がるも、「彼氏付き」であることを告げると一気にトーンダウン。おまえらは・・・。

この地点の聖火ランナーが通り過ぎてすぐ、善光寺方面から100人近くのチベット支援者がシュプレヒコールを挙げながら隊列をつくって交差点に進入してきた。在日チベット人、TSNJ、国境なき記者団などが形成するグループと思われる。デモ隊は交差点の一区画で一通りシュプレヒコールを挙げた後、そのまま長野駅方面を向かっていく。

僕等もその隊列の後ろについて長野駅方面に移動開始。同時に中国支援者の集団も移動を開始する。僕がいたデモ隊最後尾のすぐ後ろには中国支援者の団体が続いており、デモ隊に対するここで語られているような言動は長野駅到着まで行われていた。

と同時に、冷静なチベット支援者と中国支持者の間では、お互いの主張を巡って議論が行われていたことも記しておく。といっても内容はこれとほとんど変わらない感じ。

チベット問題は欧米のマスコミの捏造。何でそれを信じるの?」「欧米のマスコミがフェアだとは思わないけど、少なくとも中国の政府発表も信用できない。だから、色々な国のマスコミを入れて公正は報道をしてもらえばいいじゃないか。何故それが出来ない?」「公正な報道なんてしてもらえない。私たちだけが真実を知っている。」「何で中国政府の発表が真実だって思うの?貴方はチベットに行って自分の目で状況を確認したの?」みたいなやり取りを長野駅に着くまで延々やり合ってた人たちもいた。

途中、右翼の街宣車による、流暢な中国語での演説などがありつつ、デモ隊と中国支援者の集団は共に長野駅前のロータリーへ。そこで再度シュプレヒコールなどのアピールと代表者による演説(とそれに対する中国支持者からの「嘘つき!」コール)などが行われた。その場での目立った混乱は特に無し。

ここで中継用PCのバッテリーが切れそうだったため、同行者と共に小休止。各自食事やネット喫茶での休憩などに入る。

【11:00〜12:00】
一時間程の小休止を経て再び行動開始。ゴール地点である若里公園に向かう。若里公園の様子は前回のエントリに示した通り。

移動が制限されている状態ではどうしようもないと考え、ゴール手前の沿道に移動する。沿道は既に多数のチベット支援者と中国支持者が入り混じっている状態だった。雨がかなり強くなり、沿道の人ごみも増え続け、環境は悪化の一途を辿る。その中でも、警備に当たっていた警官はなんとかトラブルを未然に防ごうと、通路の確保や道路への進入静止などに注力していた印象。

状況は午前中にいた交差点付近と特に変わらず。

【12:00〜13:00】
12:00過ぎ、「風で聖火が消える」との報が入り周辺にいたチベット支援者から歓声と笑い声が起こる。その直後二件目のトラブル確認。歓声を上げていたチベット支援者のひとりを、そのすぐ後ろにいた中国人支援者が押し倒し、チベット支援者が道路脇の植え込みに倒れ込む事態が発生。即座に警察官が駆け寄り、彼を抱き起こして沿道の集団から隔離。その事態を見ていたチベット支援者からは「逮捕!」コールが巻き起こるが押し倒した中国支援者は特にお咎め無し。警察へのブーイングが巻き起こる。

聖火ランナーが近づいてくるにつれ観衆のシュプレヒコールが大きくなる。聖火ランナー到着直前、配信用PCのバッテリー切れにより中継中断。その直後聖火ランナーが到着。走者は有森さん。沿道から大きな「Free Tibet!」の声が挙がり、有森さんがそちらの方を向く。笑顔は無し。彼女は、僕が表現に困るくらいの悲痛な表情をしていた。

聖火ランナー通過後、中国支援者の集団が移動を始める。チベット支援者はまだそこでシュプレヒコールなどを上げていた。その際三件目のトラブル発生。移動する中国支援者に向かって「天安門を思い出せ!」とアジっていた右翼が中国人に殴られる事態に。警察が介入、両者を引き離し、事態は収束。殴られた右翼は警察に「あいつを逮捕しろ!」と詰め寄るも警察は無視。ちなみに、彼に対しては周囲のチベット支援者からも冷たい視線が注がれていた。

雨が強くなってきたこともあり、若里公園に移動。公園ではチベット支援者の集団がシュプレヒコールを続けていた。その輪に参加し、しばらくシュプレヒコールを続けたところで、前日からの強行軍と雨の影響などで体力の限界を向かえ、同行者と長野駅方面に撤収。以降、着替え、食事などを行い解散。僕は新幹線で東京へ戻った。


時系列でのまとめは以上。以下気になった事項を簡単に。

チベット支援者に関して】

当日現地入りしていたチベット支援者の大半は個人レベルで行動している人たちばかりで、目に付いた団体といえば在日チベット人集団とTSNJのグループくらい。反戦デモなどでよく見る反戦団体や人権団体などの姿は特に無し。

総数は若里公園に集まっていた人数で考えると200〜300名程。年齢層はかなり幅広かった。やはり、「団体」として行動しているよりは「個人」が寄り集まっている印象を強く受けた。

一部で問題視されている「右翼」は僕が確認した限りでは20名弱の小集団。午前中に僕がいた大門交差点付近には彼等の姿は無し。午後、若里公園内でその存在を確認した。

なので、僕が確認している限り、

日中、聖火リレーの動向を取材しつつも、その違和感が頭から離れなかった。取材終了後、記者(藤倉)と別行動でチベット人グループを取材していた橋爪明日香記者を通じて、その点を確認してみた。すると、どうやらチベットの旗を掲げチベット人を応援しながらも、チベット人グループとは異なるスタンスで行動する“似非(えせ)チベット”の日本人が、相当数いたらしいことがわかった。

http://www.ohmynews.co.jp/news/20080427/24068

この「相当数」というのは20名程度に過ぎず、支援者全体の一割にも満たない数だったことは記しておく。僕が見ていないだけなのかもしれないが、ゴール地点の若里公園付近に大半のチベット支援者が集まっていたことを考えると、この数字は概ね正しいのではないかと思う。

その他の個人参加者は皆真摯にチベットへの弾圧中止を訴えていた。

【中国支持者に関して】

当日、現地入りしていた中国支持者の総数は正直把握できていていない。かなりの人数がいた、ということしか分からないが、チベット支援者と中国支持者の割合は10:1かそれ以上、という体感人数だった。年齢層は比較的低め。やはり、学生とおぼしき年齢の人が多かった。

各所で話題になっている通り、彼等はかなり大きな中国国旗を抱えており、僕が確認したもので最大のものは横幅8m程の大きさだった(10人程で沿道に広げていた)。特に面白かったのは、中国の国旗と日の丸の一緒持っている人がかなりの数いたこと。中国国旗と同じサイズの日の丸もいくつか見た。恐らく「友愛」等のメッセージを発したかったんだと思われる。

全体としてはよく統制されている印象で、一部の暴走を周囲の中国支援者が諌める、という光景が広く見られた。大半はにこやかに対話を呼びかけてくるか、特に若い子なんかは無邪気に笑いながらシュプレヒコールを叫んでいる印象だった。なので、当日現地入りした中国支援者全体を「暴徒予備軍」とするような言説は多分正しくない。しかし、その抑制が働かなかった人、また、そのような集団があったことは事実で、上に挙げたトラブルを含め、各所でチベット支援者との小競り合いが起きており、僕が確認した限りその大半はチベット支援者に対する中国支持者からの威嚇や挑発が原因で起こったものだった。

ほとんどが大型バスで現地入りしており、また聖火リレー終了後も同じく大型バスで一斉に引き上げていった。

【警察に関して】

まず、全体の警備体制への評価と、個々の警察官への評価が分かれる。

当日、現地で警備にあたった警察官ひとりひとりに特に不満はない。限られた人数で、事態をコントロールしようと必死だったと思う。中には不快な思いをする参加者もいたと思うが、全体として警備の警察官は優秀で勤勉だったと思う。また、公園で警備に当たっていた警察官の中には、チベット支援者に対して「気持ちは分かる。でもどうしようもないんだ。申し訳ないけど、協力して欲しい。」という形で必死に理解を求める人もいたことを記しておく。

警備全体としては圧倒的に数が足りていない印象。スタート付近、ゴール付近、またコース上の交差点付近や長野駅前などを重点的に警備する一方、沿道の手薄な箇所はかなり多かった。なので、警察の説明である「安全のための棲み分け」は現地では行われておらず、結果として「スタート&ゴール地点からのチベット支援者の排除」だけが行われた形となった。また、個々のトラブルと、その当事者である中国支援者に対する警察の弱腰な対応もそこかしこで見られた。これに関しては、サッカーの審判などと同様、状況をコントロールするために致し方ない部分もあったとは思う。

長野行ったけど、警察の対応について。』に書かれている内容には基本的に同意するが、現に「棲み分け」はなされておらず、スタート・ゴール地点の外ではあからさまな「数の暴力」が横行し、それに対し警察が正当な権利を行使できなかったという事実を考えれば、その警備体制の不備や恣意性を問われても仕方がないと思う。これは個人的な印象論だが、彼等は「チベット支援者守ろうとした」のではなく、「スタート&ゴール地点では絶対にトラブルを起こさせない」という事項を優先しただけなんじゃないだろうか。

んでもって、僕もデモや反対運動に参加するのは初めてではないし、その辺りの警察の恣意性とは常にぶつかっているからこそ、「左派」のひとりとして今回の警察の対応に疑問を呈させてもらった。つか、「君の安全のためだよ」と言われて納得できるくらいなら最初から現地入りなどしていない。

僕は陰謀論は好きではないから、今回の警備体制の前提としてなんらかの政治的判断が下された、という言説を支持はしないしその証拠もない。しかし、彼等も限られたリソースの中で最適と思われる選択をしたのかもしれないが、今回の警察の選択は結果として「数の暴力への敗北」という事実を内外に示しただけになってしまったのではないかと思う。僕は警察機構の恣意性に疑問視するのと同時に、その有用性を理解しているので、警察の意図に関係なくその選択の「結果」には強い疑問を感じる。


以上です。大分長くなりましたが最後に個人的な感想をまとめます。

僕が現地でチベット支援活動に参加した理由は単純で、チベット国内、及び国外に亡命しているチベット人に対して「自分が貴方たちを支援している」ということをアピールするため。聖火リレーで中国に抗議した程度で事態が好転するとは思わないが、中国政府の暴力に耐えるチベット人、あるいは亡命先で本国を思うチベット人にとって一番の恐怖は「世界から忘れられること」であり、それは自分たちの存続に直結ことから考えても、「聖火リレー」のような世界中の注目が集まる場所において「チベット支持」「チベット弾圧反対」の意思を示すことには大きな意味があると思う。あるいは、中国政府に対する「監視」という意味においても。

当日、現地に集まった人の大半は手弁当の個人参加者でしかないが、彼等は真摯にチベット問題を訴えており、一部メディアで報道されているような「ネット右翼」的な人間はごく一部でしかなかった。また、中国支持者の中にも対話を求めてくる人は多く、(多少感情的になりつつも)互いに意見を交わす光景がそこかしこで見られたことは、少なくない収穫であるように思う。

それがすぐに問題解決に繋がるわけではないだろうが、仮に物別れに終わったとしても、単なる「イメージ」ではなく現実の他者を目の前にして互いに主張を交わすことは、相互理解の重要な要素であり、そこからしか物事は動かないのだと思う。


最後に、余談だけれど、

「反体制運動」は甘くない【在日琉球人さんの日記】 tk

このご高説はもっともだが、それ以前にまず「彼等」の問題意識と怒りを共有する方が先でしょ。それをしないで、「ほれ見たことか」とばかりに自身の主張を展開して見せたところで、「彼等」が支持するわけがない。そもそも、普段から警察の恣意性と闘っている「左翼活動家」とやらは現地にいたの?俺はそういう人は見てないけど。

こういう冷笑的な態度は他にも見られたけど、そういう人たちって一体何がしたいんだろう?そんなことやって、自分達に支持が集まるとでも思ってるのかな?せっかく普段、自分達が抱えている問題意識に接点を持つ人たちがたくさん出てきたのに、自らそれをぶち壊してどうするんだろう?馬鹿なの?

単に優越感ゲームしてるだけで、「嫌中」とか言ってる人達とやってることは大して変わらないように俺には見えるけど。馬鹿は一生オナニーしてりゃいいんじゃない?胸糞悪い。