ニコニコ動画で『メカ生体ZOIDS』を満喫。

ニコニコ動画には『ファミコン全ソフトカタログ』をはじめ、色々な昔懐かしもののカタログがありますが、その中で偶然見つけてめちゃくちゃ感動したのがこれ。

『メカ生体ZOIDSオールカタログ』

ところで、みんな『ゾイドZOIDS)』は知ってますよね?

ゾイド (ZOIDS) は、タカラトミー(旧トミー)から販売されている玩具シリーズ。1/72スケールという設定の恐竜や動物を模した組み立てキットでゼンマイ動力や電動モーターによる歩行ギミックとストーリー性のある商品展開が特徴。

日本国内に於けるゾイドの前身は1982年に発売された「メカボニカシリーズ」である。工作キットの様な位置付けの商品としてゼンマイ駆動のメカギラス・メカファントス・メカトロスの3体が発売された(後にZOIDSシリーズ内にてガリウス・エレファンタス・グライドラーとして復活)が、売れ行きは芳しくなかった。

その一方で海外市場においては一定の成功を収めた。これを受け、日本でもアメリカ向け商品のそれを踏襲した展開へ仕切り直し、商品名を「メカ生体ZOIDS」と改め1983年5月に発売を開始した。さらに店頭展示を念頭に置いた電動モーター搭載の大型キット・ビガザウロをラインアップに加えた同シリーズは前年の不振を払拭。翌年にはシリーズの象徴とも言うべき機種ゴジュラスや帝国側ゾイドも発売され、ゾイド星(惑星Zi)におけるヘリック共和国とゼネバス帝国の対立を描いたゾイドバトルストーリーと相まって一挙に人気商品となった。

ゾイド (ZOIDS)-Wikipedia(抜粋)

男の子が大好きなものといえば「強そうな生き物(昆虫・恐竜含む)・ロボ・兵器」と相場が決まっています。次点でカッコイイ乗り物。「お母さん」はランク圏外です。「お父さん」はむしろ嫌いなものランキングに入ります。嫌いなものランキングの第1位は「弟」です(inumash調べ)。それら全ての要素を兼ね備えた玩具がゾイド (ZOIDS)ってわけですね。僕も何体か持ってました。


誕生から25周年を記念して作成されたこの動画は、ガリウスからキングゴジュラスまでの旧ゾイド全97種を網羅。ゾイド最大の特徴である、ゼンマイor電動によるアクションも全種類完全収録しています。全長・全高・重量・最高速度などの基本スペックはもちろん、機体や武装の設定、キットのアクションなどの解説も満載。しかも各パートの最後には「次回予告」まで用意されているという、うp主の「ゾイド愛」に溢れたものとなっています。僕の中の「子供ごころ」と「おっさんごころ」と「オタクごころ」を全力でわしづかみにする最高のカタログです。

では皆さんご一緒に。ZOIDS ON!


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第1回】

ガリウスからマンモスまでの12体を紹介。初期ゾイドのショボさに吹きだしそうになりますが、それ以上にマンモスの進化っぷりが凄まじいです。僕が一番最初に現物を見たゾイドがこのマンモスだったりします。基本フレームが使いまわしだってことは始めて知りました。分からないものですね・・・。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第2回】

ゴドスからレッドホーンまでの10体。秀逸なデザインで今なお根強いファンを持つゼネバス帝国製ゾイドにも注目ですが、この回の最大のポイントは“ゾイドの中のゾイド”ゴジュラスでしょう。ゾイドには「主人公機」という設定はありませんが、当時の漫画などで主人公扱いされていたこともあり、ゾイドといえばこのゴジュラスを思い浮かべる人も多いと思います。僕が初めて買ってもらったのもこれ。見た目はまんま「ゴジラ」ですけどね・・・。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第3回】

バリゲーターからアイアンコングまでの10体。初の大型翼竜ゾイドとしてサラマンダーが、ゴジュラスに対抗するゼネバス側の大型ゾイドとしてアイアンコングが登場。アイアンコング、めちゃくちゃカッコイイです。ちなみにゾイド好きは基本的に共和国派と帝国派に分かれるのですが、僕は共和国派。理由は「赤が好きじゃなかった」から。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第4回】

スネークスからアイアンコングMK2限定型までの9体。超大型のウルトラザウルス、ゴジュラスやアイアンコングの強化版、そして人気NO1のトラ型ゾイド、サーベルタイガーと盛りだくさんの内容。サーベルタイガーは“最も売れたゾイド”としても有名です。弟のウルトラザウルスを買ってもらったその日(クリスマス)に借りて、いきなりキャノン砲をへし折ってしまったのもいい思い出。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第5回】

ダブルソーダからアイアンコングMK2量産型までの6体。ゾイドの大きな魅力のひとつに「改造」があります。この回のおまけに収録されているように強化パーツが発売されることもありますし、他のゾイドや別のプラモデルのパーツをつけることもできました。当時の公式ガイドブックには様々なプロモデラーによる改造事例が紹介されています。子供ながらに試行錯誤した結果、別のゾイドの武器やパーツを無理にくっつけてようとして壊してしまうこともしばしば。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第6回】

ゴルヘックスからデスザウラーまでの9体。子供がイメージする「凶悪さ」をそのまま形にしたようなデスザウラーのデザインは圧巻。どこからどう見ても「悪くて強そう」なのが最高です。悪役プロレスラーに通ずるものがありますね。それとシールドライガー。僕の2番目の愛機です。当時のCM曲をもってくるあたり、うp主の愛の深さを感じます。平成版からゾイドを知った人にとっては、ゴジュラスよりこっちの方が“象徴”に相応しいのかもしれないですね。ちなみに、サーベルタイガーとシールドライガーは現在までにそれぞれ100万個以上売れているそうです。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第7回】

バトルローバーからゴーレムまでの9体。新たな試みとして1/24スケールでキット化した「24ゾイド」という新ラインです。SFイラストレーター/モデラーとして有名な横山宏氏がデザインを担当。クリアパーツや流線を多用したデザインは今見ても十分斬新です。特にデスピオン。ゾイドでありながらゾイドではない、「大人のためのゾイド」というイメージですね。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第8回】

ブラックライモス(最強部隊カラー)からマッドサンダーまでの9体。「帝国軍最強部隊」と「共和国軍MK2部隊」の機体が中心。グレートサーベルとシールドライガーMK2以外は基本的にカラー変更のみ。共和国軍の白×青というカラー設定は当時は物凄く格好よく思えたんですけど、今見ると微妙ですね。んでもって、対デスザウラー用決戦兵器であるマッドサンダーの「硬くて重ければ強いんです!」とでも言いたそうな無骨なデザインが素敵。ヒトラーが見たら喜びそうですね。ゴジュラス登場からこの辺りまでがゾイド黄金期でしょう。以降、おもちゃっぽさが目立つようになります。


尚、この辺りまでの世界観は下の動画で。何気に東映制作。

ゾイド バトルビデオ <中央大陸の戦い>


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第9回】

カノンフォートからギル・ベイダーまでの11体。ガイロス帝国(暗黒軍)製ゾイドが参戦。コメントでみんな言っている通り、この頃から少しずつ迷走を始めます。過度な武装・無駄に派手なカラー・安っぽい金(銀)メッキなど、デザインのバランスが崩れ始めたのがこの時期かと。しかしギル・ベイダーだけは別格ですね。僕もこの頃にはゾイドに飽きて別のおもちゃ(確かミニ四駆)に移行していたので、この辺のゾイドはリアルタイムでは知りません。


ゾイド】メカ生体ZOIDSオールカタログ【第10回】

アイス・ブレイザーからキングゴジュラスまでの11体。これで最後です。リアルで知らないのもあってちょっとコメントに困ります。ゾイドのかっこよさはどこへ・・・という感じですね。最終的にほぼリセットに近い形でゾイド世界は終焉。以降、10年近く沈黙することとなります。


最後はちょっと苦い終わり方になってしまいましたが、本当に丁寧に作ってあるんですよね、この動画。そのままメーカーの公式カタログとして採用しても良いと思うくらい。ちょうどこの動画を見ていたタイミングで彼女から「誕生日プレゼント何がいい?」と聞かれたので、思わず「シールドライガー」と即答してしまいそうになりました。

「20代後半にもなって誕生日にゾイドってどうよ?」とも思いますが、最近は『HMMゾイド』というリファイン版のモデルがコトブキヤから発売されてるんですよね。もの凄く惹かれます。

【HMMゾイドブレードライガージェノザウラー

まあ買ってもここまできれいに組み上げられるかは微妙ですけれど。


ちなみに、ゾイド関連の情報が知りたければ、オフィシャルWEBよりもこのファンサイトがお勧め。ちょっと階層が分かりづらいですが、参照できるデータベース量がハンパ無いです。この年表を見るだけでなんかワクワクしてきません?

僕に子供が出来るかはわかりませんけど、男の子が生まれたらこの動画を見せて反応を見たいなぁ、なんて思います。