「バカ男のタマを蹴り潰せ!!」じゃなくて「バカ男のタマを弄り倒せ!!」
「女らしくしたくない」女子を昔から好む癖があるんだけど、
その実中身は全然普通の女子だったりして、凄く凹む。
なんでもいいけどこれ要は「セクシャリティに意識的かどうか」ということだと思うので、意識前と後、どちらが可愛いか実例をもって検証してみることにする。
意識前
意識後
どうだろう。圧倒的じゃないか下のアヴリルは…とかまあ冗談は置いておくとして、00年代を境に、「セクシャリティ」に関する女性アーティストの表現が変化した気がする。
例えば90年代初頭のライオットガール的な全否定や90年代中期のアラニス・モリセットやフィオナ・アップルみたいな内面化のプロセスではなくて、もっと俗っぽいというか、ある種「セクシャリティ」すらもポップなおもちゃとして扱ってるような表現が確実に多くなってるんだよね。
しかも、倖田來未やブリトニー・スピアーズみたいに単にイメージをなぞるだけじゃなく、そこから距離を取ってきちんと批評性を保持している音楽が多くて本当に面白い。
ちょうど今月のremix誌の特集に面白い表現があって、曰く「男性器を弄ぶ」音楽なんだそうだ。いいね。弄ばれたい。
以下実例。代表的なものだけ。
Le Tigre - TKO
Chicks on Speed - Wordy Rappinghood
Peaches - Boys Wanna Be Her
Mu - Paris Hilton
CSS - Let's Make Love and Listen to Death From Above
Bonde Do Role - Solta O Frango
Lady Sovereign - Love Me Or Hate Me
Lily Allen - Smile
ちなみに、こういった表現の元を辿るならスリッツのアリ・アップとミッシー・エリオットじゃないかと思う。